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「X-GIRL SHOW」Angela Hill

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1994年の春にニューヨークのソーホーでゲリラ的に敢行されたX-girl(エックスガール)の路上ファッションショーの光景を収めた写真集。

ファッションショーのプロデューサーを務めたのはスパイク・ジョーンズとソフィア・コッポラ。当時お互いに惹かれあっていた二人が一緒に過ごす時間を増やすチャンスとしてショーのアイデアを提案したと言われています。
モデルには後にラリー・クラークの映画『KIDS』で注目を浴びることになるクロエ・セヴィニーや、アーティスト/サーファーで同ブランドのフェイスロゴのモデルにもなったミッシェル・ロックウッドらが参加。

そして、その歴史的瞬間を収めた本書の写真を撮影したのは、現在世界中にファンを持つロンドンの出版社兼書店「IDEA」のアンジェラ・ヒル。
94年のショーの当日、現場に居合わせたアンジェラが自主的に撮影し、そのまま30年間行方不明となっていたネガを2024年に発見してプリントしたものだそうです。
ピンボケや経年劣化によるノイズも味わい深く、当時の空気感とその場所に立ち合った人たちの高揚感が生々しく感じられる一冊となっています。

“It was supposed to be spring but it was freezing. Born out of romance and a love of hijinks, the X-girl renegade fashion show just happened right there on the street.”

“The exuberance captured in Angela’s photos was a combination of being part of something that didn’t happen all too often. We did it without permits or permission, we broke the ‘fashion’ rules, a few city rules too, and we froze our asses off.” – Chloë Sevigny

「春のはずなのに、凍てつくような寒さだった。ロマンスとハチャメチャなことへの愛で生まれた『X-girl』が見せた反体制的なファッションショーは、ストリートで、まさにその場で起きたのです。」

「アンジェラの写真に写し出された高揚感は、滅多に起こらないようなことに参加できたことで生まれたものが合わさっている。私たちは許可も認可も受けないで『ファッション』のルールも街のルールも破り、そしてお尻をカッチコチに凍らせたの。」  – クロエ・セヴィニーによる序文より抜粋
(日本語訳はtwelvebooksさんのinfoより)

ハードカバー
SIZE： 215 x 265 mm　80P
テキスト: 英語
出版社：IDEA

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